自分の身になって考えたとしたら

にぎわい交流館以外の公共施設で、安い賃金でうまく運営されている所がある、と聞きましたが、「安い賃金」ってどういうことでしょうか?　その仕事に見合った金額よりも安い賃金で働かされているのなら、微笑ましく見ていないで、放っておかないで、その仕事に見合った賃金を支払うように、早急に

見直すべきだと思います。

市民活動団体に所属する人が、にぎわい交流館で仕事をするなら、その賃金は、行政職員の賃金より安いですか?　高いですか?　同じですか?　それは(選んだ答えは)、どうしてそう思ったのですか?　

どこかの町会議員は、仕事をした分だけしか報酬をもらっていないから、日進市もそうすべき、という意見があったら?　他のところがそうだから・・と言って、仕事の内容が全く同じ条件のものなんて無いはずですね。

それを本業でされている方にとっては死活問題ですね。副業や、そのまた副業でされている方にとってはどうでしょう。。それでも、月30万円だか40万円の報酬に執着するでしょうか。副業でこなせるくらい自分は優秀だ・・という方もいらっしゃるかもしれませんね。

議員が務まるほどの知識を持っているたくさんの人が、市民活動をしたなら、世の中はもっとよくなるでしょう。議員をやめて市民活動をして下さい、と言ったらボランティアや市民活動をしていただけるでしょうか?　無償で? もしも、それなりの賃金で・・・というなら、「やってもいい」と思うのじゃないかな、と思います。今よりは高いことはありえないけれど・・位の妥協はあるでしょう。自分がそうだったとしたら・・とイメージしてください。

今、日進で市民活動をしている人たちにも当てはまります。他の職種で高給優遇されるような人はたくさんいらっしゃいます。市民活動は「タダ」じゃないです。安くも無い。自分から「タダでいい」というならそれでいいかもしれないけれど、他人から「タダで」とか、「安く」とか言うことではないです。人の価値を見下していることになるからです。公共の為に動いている人に対して、失礼な言い方ですよね。大変だからなり手が無いです。優秀な人にそれに見合った賃金を払って仕事をしてもらいたいと・・と考えるのは自然の流れです。

また、「タダでいいです」と言う人がいるからと言って、みんな同じじゃないと思います。タダでいいという人には、一度支払い、また返還(寄付)してもらう形にしないと、バランスが取れなくなります。

NPOの勉強するのは自由ですし、「学びたい」と思うことは立派なことでしょうが、言い逃れをするためにNPOの知識を得ようとすることは、とても危険だと思います。実践したことが無い人には簡単に理解できることではありません。理解していない人の話は、とてもとんちんかんです。そういう私だって、まだまだ理解していません。やってみて、１つ、一週間後にまた１つ・・「あ、そういうことか・・」と思うことがあったりして、その積み重ねで、理想を抱いたりするんだな・・と思います。

そんなわけで、私は議員になったこと無いですから、日進の議員も報酬を放棄すべき・・なんて言えません。。　そんなこと言われたら、多分困るだろう・・くらいのことはイメージできますから。

だから、人がどんなことをしているのか知らず、本人から聞くチャンスがあるにもかかわらず、直接話もしないで、「高すぎる賃金」なんて、自分の賃金よりもうんと高いとならともかく・・・そんなことを言っては失礼だと思います。

身勝手な行為、軽率な発言、それについての反省も無いような態度。１人でも多くの市民の為に役立つことをするはずの人たちが、税金を使い権力を振りかざし、一体何人の人に気分の悪い思いをさせるつもりなのでしょう。どんなに人を傷つけているか。。

正しいことを貫かないといけません。　　ここは、現代の日本なのですから。　

道路際で、パトカーに捕まっている車とその運転手を見て、何を考えますか?　「あー、自分はつかまらなくて良かった・・」と思いますか?　「捕まった人は、気の毒だな・・」と思いますか?　でも、ハンカチ落しゲームとは違います。

その人は「悪いことをした」から、捕まったのです。自分は悪いことをしなければ捕まりません。「みつからなかったら、いい」のでもないです。「いけない事はいけない」と、子どもにも言いますね。「バスの運転手さんに叱られるから、靴のまま椅子の上に乗っちゃいけない」とは違います。みんなのバス。みんなできれいに使うためですね。みんなはみんなの為に、そしてそれは将来の自分のためにもなること。

日進市で、「悪いことをしていない人たち」が、解雇されました。
これを読んでくださった行政の人も、そうでない方も、よく考えてください。お願いします。