にぎわいスタッフ

３月までスタッフでいた人たちは「直営」が決定して、全員仕事を失いました。そのうち常勤の２人はその収入で生活していました。彼らは、通訳・IT関連・設計等、他の仕事で時給4000円以上稼げる若者です。「思い」があるから多少給料は安くても、にぎわいにいることを選んで、にぎわいに貢献してきました。日進市にあるたくさんの大学ににぎわいをアピールしました。日本語の話せないインターン生を受入れ、彼らは大変満足して帰国しました。イベントの企画、決裁書類作成、館の運営に関するコーディネイト・・・「市民交流」の活性化という目的の為に誇りを持って貢献しました。褒められるべきことはたくさんしても、

悪いことは何もしていないのにクビになりました。ある日、担当課職員が彼らのところに、「来年度、時給1080円で残ってもらえないか」と相談に来ました。今までよりも安い給料。これを受ければ、行政側は「クビにしていない」といえます。また、４月からの業務の為の引継ぎの準備も全くしない担当課にしてみれば、彼らが残れば、そのまま業務を引き継ぎする手間が省ける、訳です。高い時給を提示されて、「いえいえ、そんなにいただけません」というなら、それでいいでしょう。今までのキャリア等、何も考慮せず、給料が上がるならともかく、下げた金額を提示するとは・・・呆れます。

みなさん、もしも自分がその立場だったら・・・と考えてみてください。一日8640円。月に手取りで15万円あるでしょうか。残業は認められない。ボーナスなし。

彼らは、それでは生活できないですから、断りました。しかし、そのことを説明もしないで、留まるようにお願いしたのに・・・は、あまりにも図々しい言い分ですね。

福島で議員の報酬は、仕事をした日の日当で支給、が全国で初めて実施されました。浮いた2600万円(?)をまちのために使う、というものです。本業があり、アルバイトで議員をされている方の生活には支障ないのでしょうが、発議したご本人の報酬が少なくなるわけで、自分の身にもふりかかるもの、としては納得いくものです。

「直営」にしようと仕向けた人たちは、「直営」にすることで、解雇された人たちの収入源を絶たれてしまうことを知っていたでしょうか?
決定する時に、自分がクビになったら・・・とか、自分の収入源が無くなったら・・・と考えたでしょうか?自分は報酬もらうけれど、人のことはどうでもいい・・のでしょうか?　自分の報酬をそちらに回してくれ、という人は誰もいなかったでしょうか。悪いことしていない人がクビになったんです。悪いことしている人が、クピにならずに報酬もらい続けていることって世の中にはたくさんあるようですが。