にぎわい交流館のこと。経過を知らない人のために。

ご存知ない方もあるでしょうから、ちよっと説明が要りますね。

にぎわい交流館の建物は、２５年くらい前のうどん屋さんだそうです。
市が市民交流センター設立準備会として、ワークショップを呼びかけ、
７０人くらいの市民グループのが参加して、計画を作りました。
にぎわい交流館は、NPO支援センターとして、また国際交流、大学交流の拠点施設です。

にぎわい交流館は、生まれるまでに議会で何度も否決されました。そして、いろいろあって３年がかりでやっと生まれた市民団体の待望の市民活動センターです。
その経過などは、にぎわい交流館のサイトのトップページ左下にあります。
http://shimin-kouryu.net/

運営は、当初から市の職員が一人いましたが、ほとんどの運営は、この３月までは、170の市民団体が参加する「ゆるやかネットワーク」の職員によって実質市民運営で行われてきました。だから、利用者からは、えー、市の施設なのぉ！と驚かれるくらいに素晴らしい場所になりました。

どうして市民運営だったか。それは出来るまでのワークショップでのみんなの意思だったからです。
役所はそのとおりにしてくれました。

委託を受けていた「ゆるやかネットワーク」の職員は、市の職員に代わって働く正規職員３名と日替わりで参加するパートの職員さんです。確か合計で１０名です。

本当は、昨年の１０月に指定管理になって、ゆるやかで管理しているはずでした。
ゆるやかも、その職員も、そのつもりでいろいろ準備をしていました。

にぎわいを指定管理にすることは、その前の議会で決まっていました。それよりも前に行政改革で決まっていたらしいです。
しかし、残念ながら、指定管理者として、ゆるやかネットワークは否決されてしまいました。

１０月に変わった新市長は、４月から市職員をおいて直営にすると決めて、ゆるやかへの委託は、２００８年４月からはしないと決定しました。
この結果、ゆるやかネットワークの職員は雇用されないことになってしまいました。
１０人全員解雇になります。
４月からは、これまでの市民職員はだれもいなくなります。